佐伯市で時間雨量117ミリ 1月記録更新、九州北部で猛烈な風雨

西日本新聞 社会面

 九州付近を進んだ発達中の低気圧に南から暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部は27日、猛烈な雨や強風に見舞われた。大分県佐伯市では1時間に117・5ミリの雨を観測。1月の1時間降水量の全国記録を更新した。

 同日夜までの24時間雨量が240ミリを超えた佐伯市は段階的に避難勧告を出し、午後7時20分時点で人口の8割近い5万7577人が対象になった。県は災害警戒本部を設置。午後8時すぎまでに市内4カ所で土砂崩れの通報があり、東九州道下り線の一部が通行止めになった。同市蒲江の轟トンネル付近ではのり面が崩れて約10台の車が立ち往生。市中心部は約20センチ冠水し、午後8時12分の満潮と重なって住民に緊張が広がった。

 強風の被害も出た。同日午前11時すぎ、熊本市の熊本城二の丸広場では突風で木製看板(縦215センチ、幅170センチ)が倒れ、大阪府から観光に来ていた30代女性の左足首に当たった。女性は軽い打撲。福岡管区気象台によると、同市では同日、最大瞬間風速20・9メートルを観測した。

 佐伯市蒲江では海岸の岩場に漁船が乗り上げ、男性(40)が行方不明に。強風の影響とみられる。

 交通も乱れた。九州新幹線は線路内に飛来物が見つかり、熊本-鹿児島中央間で一時運転を見合わせた。空の便にも欠航が出た。

 九州北部は28日も、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要という。

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