夜の街を染めるオブジェの光 長崎ランタンフェスティバル

西日本新聞 もっと九州面 帖地 洸平

 約1万5千個のランタン(中国風ちょうちん)やオブジェの鮮やかな光が夜の街を彩る、長崎市で恒例の「長崎ランタンフェスティバル」が開かれている。中国の旧正月(春節)に合わせたイベントで2月9日までの期間中、100万人の来客が見込まれる。その魅力とは-。 

 フェスティバルは新地中華街で1987年から行われていた「春節祭」が起源。冬場の観光資源として、市などでつくる実行委員会が94年から主催し、長崎の風物詩として定着した。

 期間中は象や鶏、ねずみといった動物のオブジェが、市内の公園や街角に並ぶ。メイン会場の一つ、湊公園には金魚をモチーフにした高さ約10メートルのオブジェが設置され、迫力満点。観光名所の眼鏡橋や新地中華街は幻想的なランタンの光で照らされる。

 ステージイベントの名物は、変面師が瞬時にお面を入れ替える変面ショーだ。ほかにも二胡の演奏や龍踊(じゃおどり)など、中国の伝統芸能が連日披露される(新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を懸念して中国の一部団体の催しは中止)。2月2日は江戸時代に唐船の乗員が航海の安全を祈る様子を再現した「媽祖(まそ)行列」があり、銅鑼(どら)や爆竹の音が響く中、中国衣装をまとった約120人が街中を練り歩く。

 1日と8日には、人気の「皇帝パレード」を実施。清朝時代の皇帝と皇后が神輿(みこし)に乗り、民衆と新年を祝う様子を再現する。1日は女優の宮崎香蓮さん(26)を皇后役に、8日は「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の浦川翔平さん(22)を皇帝役にパレードする。

 点灯は午後5~10時(最終日は午後9時まで)。中華街などの市街地には、豚まんや長崎名物の角煮まんじゅうなどの出店も並ぶ。(文・西田昌矢、写真・帖地洸平)

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