民事裁判のIT化 福岡地裁などウェブ会議導入へ

西日本新聞 社会面 鶴 善行

 争点整理手続きにウェブ会議などを導入する民事裁判のIT化が2月3日に一部地裁で始まるのを前に、福岡地裁は30日、模擬手続きを報道陣に公開した。モニター上に顔が見える状態で地裁の2部屋をインターネットでつなぎ、代理人弁護士役の裁判官らが主張の確認を実践した。

 ウェブ会議などの手続きは東京、大阪、名古屋など全国8地裁と知的財産高裁(東京)で運用が始まる。九州では福岡で先行し、他の地裁でも順次開始される予定。

 この日は、土地の賃貸借契約に関する模擬訴訟のウェブ会議が公開された。裁判官と書記官、被告の代理人役がいる部屋と、原告の代理人役がいる部屋をつなぎ、モニター上で土地の契約書を示しながら双方の主張を確認した。

 民事裁判では争点整理のため非公開の弁論準備手続きが行われるが、遠方の代理人は電話で参加することが一般的。模擬手続きを担当した福岡地裁の古市文孝裁判官は「従来の電話会議とは異なり、代理人の表情を見ながら書面を使って込み入った議論もできる。裁判の迅速化にもつながるのではないか」と話した。 (鶴善行)

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