黒崎の歩道橋改修は予定通り 井筒屋2階から商店街へ 北九州市

西日本新聞 北九州版 西山 忠宏

 北九州市八幡西区黒崎地区の百貨店「井筒屋黒崎店」などが入居する商業ビル2階に沿って設置される高架の歩道から国道3号の上を通り、黒崎の商店街側へと通じる北九州市所有の歩道橋の改修工事について、市は予定通りに3月末の完成を目指すことが分かった。商業ビルの運営会社が24日に破産の申し立てをしたため、今後の展開次第では商業ビルが空きビルになり歩道橋の利用者数が減る可能性もあることから、地元から「工事はどうなるのか」との声が出ていた。

 市は「商業ビルの行方にかかわらず歩道橋の利用者数は一定程度見込まれ、公共性は高い」としている。

 歩道橋の名称は「熊手2号歩道橋」。長さ約40メートル幅5メートル。商業ビル2階付近に広がる高架の歩道から国道3号をまたいで、地区の商店街方面へと通じている。階段と上りと下りのエスカレーターがある。ただ1979年の設置で老朽化が進み、エスカレーターの故障が続出。市はエスカレーターと階段の取り換えなどをする改修工事に昨年8月から着手。11月からは全面通行止めにして工事を進めている。工事費は約2億円の見込み。

 商業ビルはJR黒崎駅に隣接。地上7階建てで井筒屋黒崎店と専門店街クロサキメイトが入居。運営会社の「メイト黒崎」は24日に東京地裁に破産の申し立てをし、財産の保全管理命令を受けている。保全管理人は商業ビルについて営業譲渡先を2月末まで探すとしているが、不調に終われば4月末に閉鎖する予定で、その後、空きビル化や解体の可能性もあるとみられる。

 市の2014年度の調査によると同歩道橋の利用者は1日約4千人。市は「黒崎駅や商店街に向かうために使う人もいるので工事は予定通りに進める」と説明する。

 黒崎地区で自転車店を経営する堀敬治さん(57)は「あの歩道橋は地元にとって必要な導線の一つ。メイト黒崎の問題が起き、工事がどうなるのかと思っていたが、予定通りに進められるのなら一安心」と話す。 (西山忠宏)

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