吉本が天神に芸人育成の新拠点 3月から大名MKホール、初の2館体制へ

西日本新聞 木村 貴之

 吉本興業(東京)は3月から、福岡市中央区の「大名MKホール」を福岡吉本(吉本興業福岡支社)に所属するお笑い芸人の新拠点として活用する。同市・天神の天神ビブレで運営する現在の常設劇場は再開発に伴うビブレ閉店(11日)に合わせて撤退し、ソフトバンクがヤフオクドーム隣接地に建設する施設で今夏に再開予定だが、市中心部の天神エリアにも拠点が残ることになった。吉本劇場では地方初の2館体制となる。

 大名MKホールは、天神西側の大名地区にある10階建て賃貸マンションの地下1階にある。ステージを含むホール面積は約80平方メートル、客席は全99席。これまでピアノ演奏会や演芸会、商品展示会などに利用されてきた。地元のビル管理会社が運営しており、吉本興業と毎週木~日曜の週4日で賃貸する契約を結んだという。

 吉本興業は同ホールを若手芸人の育成拠点と位置付け、芸人を養成する「吉本総合芸能学院(通称・NSC)」福岡校の教室としても活用。売れっ子やベテラン芸人らが出演するドーム隣の常設メイン劇場(約500席)と住み分ける。大阪では「なんばグランド花月」(858席)、東京では「ルミネtheよしもと」(458席)をメインに、それぞれ周辺で運営する300~100席のサブ劇場が、育成拠点として機能しているという。

 吉本興業は1989年、福岡に進出。常設劇場はJR博多駅前の「吉本ゴールデン劇場」(99~2004年)、JR小倉駅近くの「あるあるYY劇場」(12~15年)に続き、18年からビブレ8階で「よしもと天神ビブレホール」を運営してきた。

 福岡支社長を兼務する泉正隆・吉本興業ホールディングス専務は「若者たちが集まる天神エリアで多くのスター芸人を育て上げ、福岡を盛り上げたい」とPR。ホールの運営関係者は「福岡吉本の芸人さんたちで地域がにぎわうのが楽しみ」と話している。(木村貴之)

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