ふるさと納税、北九州市で13倍 「資さん」「シャボン玉」が効果

西日本新聞 社会面 東 祐一郎

 北九州市の2019年度のふるさと納税寄付額が、昨年12月末時点で約4億5千万円となり、前年度同期比で約2・6倍、一昨年度同期比で約13倍と急増していることが分かった。市民のソウルフードとして人気の「資さん」(同市小倉南区)のうどんなど地場の有名産品を寄付の返礼品に加え、ここ2年で返礼品のメニューを倍増させたことなどが奏功したとみられる。

 同市は13年度から返礼品を導入。17年度は寄付が約3700万円となるなど数千万円台で推移していた。一方で、同年度に100億円を超える寄付を集めた自治体もあり、18年度から返礼品を刷新した。

 同年夏に、「資さん」のうどんを追加。無添加せっけんで知られる「シャボン玉石けん」(同市若松区)は、内容量を5割増やした詰め合わせを作った。仲介業者を通さず、市職員が同社と直接仕入れのやりとりをすることで経費削減を図り、内容量の増加に結びつけたという。

 メニュー数は、17年度の178品目から19年度は345品目とほぼ倍増。「かば田食品」(同市八幡西区)の辛子めんたいこや関門海峡でとれるフグの刺し身・鍋セットも人気だ。

 同じ政令市の福岡市は、17年度の寄付額が約4900万円、18年度は約4400万円と伸び悩んでいる。北九州市の担当者によると、他にはない地場産品への関心は高く、「さらに返礼品を増やし、東京などでのPRにも力を入れたい」と意気込んでいる。 (東祐一郎)

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