中国発の客ゼロ大型クルーズ船が博多港に 新型肺炎で団体旅行禁止

西日本新聞

 福岡市の博多港に2日、客が乗っていない中国発の大型クルーズ船1隻が寄港した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、中国政府は海外への団体旅行を禁止。市によると、クルーズ船は何らかの理由で上海港に停泊し続けられなかったことなどから、ひとまず運航が継続されたという。博多港では物資の積み込みを行った。

 クルーズ船は米国の船会社が運航する「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」(乗客定員4246人)。もともと上海から直接博多に寄る予定だったが、ツアー中止を受け、船員だけを乗せて1月29日にいったん那覇港に寄港。2日朝に博多港に入港後、当初から受け取りを予定していた食品などを搬入し、同日午後、韓国・釜山港に向かった。

 クルーズ船着岸後も、博多港周辺は閑散。路線バス運転手の50代男性は「大型クルーズ船が来れば100台は集まる観光バスがゼロ。こんなことは初めて」と驚いた。市によると、中国本土発着のクルーズ船は当面キャンセルの見込み。高島宗一郎市長は自身のブログで、中国発着クルーズ船の博多港への寄港拒否を主張している。(前田倫之)

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