“よそ者視点”で魅力発信 佐世保のユーチューバー 五島大督さん

西日本新聞 長崎・佐世保版 竹中 謙輔

 大きな体をオーバーオールに包み、キャップに黒縁の眼鏡。昨年9月に東京から長崎県佐世保市に移住し、動画サイト「ユーチューブ」で佐世保の魅力を発信している。愛称は「ごっちゃん」。親しみやすいキャラクターで、まちを駆け回る。

 番組の名前は「佐世保ベース」。有名店を皮切りに、佐世保バーガー全店制覇の道をスタート。秋は新米をかまどでたいて味わい、元旦は俵ケ浦半島で初日の出を拝んだ。釣りにも挑戦する。1月までに、バラエティーに富んだ25本の体験番組を公開した。

 福岡県志免町出身。福岡大を卒業し、東京のテレビ制作会社で12年勤務。ディレクターとして子ども向けのダンス番組やニュース番組を手掛けたが「何か新しいことをしたい」と思っていた。新天地を模索していたとき、移住のきっかけをもたらしたのは大学からの友人、佐世保出身の北村悠樹さん(36)だった。

 北村さんは昨年5月、移住支援をはじめ、佐世保のまちづくりに取り組む株式会社えびすを創業。五島さんは唯一の正社員になった。

 ユーチューブを使った発信は北村さんのアイデア。市街地のそばに海と山があり、基地の影響で米国文化が香る。広く知られていない佐世保ならではの魅力がいっぱいある。それを移住者として発信することに可能性を感じた。佐世保を拠点に活動するユーチューバーが少ない環境もプラスに捉えた。

 「ユーチューブはテレビと違い、視聴者を飽きさせないテンポや間が大切。所ジョージさんの番組『世田谷ベース』をお手本に、大人が真剣に遊ぶことをテーマにしている」。番組作りにはテレビの裏方時代の経験が役に立つ。俵ケ浦半島で集めた材料で七草がゆを作るなど、季節感や教育の味付けも心掛ける。

 「よそ者の視点で佐世保を盛り上げたい」。移住してまだ半年足らずだが、取り上げたい企画はあふれんばかりにある。(竹中謙輔)

私の好きな曲

 私たちの番組「佐世保ベース」のテーマ曲が好きです。社長の北村悠樹が佐世保北高時代に組んでいたバンド「Natural Harmonix Orchestra」の「ナチュメロ」という曲です。キャッチーでポップな印象が、佐世保のイメージと重なります。曲を知っている地元ファンもいるようです。

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