【動画あり】NSC福岡2期生が卒業ライブ 同級生漫才トリオ「首席」に

西日本新聞 木村 貴之

 吉本興業のお笑い芸人を養成する「吉本総合芸能学院(通称・NSC)」福岡校の卒業ライブが2日、福岡市・天神の西鉄ホールであり、2期生として卒業する19~42歳の男女27人が出演した。出演者たちは「同窓で一番面白い芸人」となる〝首席卒業〟を懸けたステージで自慢の笑いを披露し、審査の結果、漫才トリオ「とらんじっと」が栄えある首席の座を射止めた。

〈NSC福岡校2期生の卒業ライブで「首席」が決まる場面=2月2日夜、福岡市・天神〉

 正面中央に「サンパチ」と呼ばれるスタンドマイクが置かれたステージに、ピン(1人)やコンビ、トリオと思い思いのユニットを組んだ14組が登場し、オリジナルの漫才やコントなどを発表した。制限時間は予選が2分、決勝は3分。予選では客席を埋めた参加者約450人の投票で上位3組を決め、決勝は地元メディア関係者やNSC講師らが名を連ねる審査員13人の投票で首席を選出した。

 とらんじっとは福岡県宗像市の高校で同級生だった原直輝さん(24)と村山新汰さん(24)、松水健太さん(24)で結成した。3人は予選で「番長対決」、決勝では「修学旅行」といったネタを披露。村山さんと松水さんが暴走気味にボケて、原さんがテンポよくツッコミながらも2人に翻弄(ほんろう)される漫才を繰り広げ、爆笑を誘った。

 首席決定に3人は涙ぐみながらガッツポーズを何度も決めた。マイクを向けられた村山さんは「決勝で僕がミスしたけど、2人がうまくカバーしてくれて助かった。いつも松水のミスをカバーしてきた口なんだけど」とボケを交えて喜びを語ると、原さんは「それ今言うな」とぴしゃり。それでも3人仲良く肩を寄せ合い、喜びをかみしめた。

 首席の副賞は、漫才日本一を決める「M―1グランプリ」などの賞レースで東京などへ遠征する際にかかる旅費1回分で、会場から「さすが吉本!」の声も。3月から福岡吉本(吉本興業福岡支社)の新拠点となる「大名MKホール」(同市中央区)で5月に開かれる「NSC首席ライブ」への出場権も手に入れた。

 2期生は昨年4月の入学時点で36人いたが、「お笑い芸人に憧れたけど、自分には向いていなかった」などを理由に9人が自主的に退学。27人は3月末の卒業前、福岡吉本所属の芸人として活動するか決める。

 この日の卒業ライブで進行役を務めたのは、1期生の首席に選ばれた長崎県島原市出身の田中武冴士(むさし)さん(20)と福岡県糸島市出身の塩澄克樹さん(20)による漫才コンビ「ザ・ローリングモンキー」。ライブのオープニングでは2期生全員でダンスを披露し、賞レースとは無関係のパフォーマンスで「同窓」をアピールする場面もあった。

 NSC福岡校が教室として使っていた「よしもと天神ビブレホール」は、入居ビルが再開発で11日に閉店するため、2期生で最後の学び舎に。3期生から天神エリアの新拠点「大名MKホール」を活用する。(木村貴之)

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