「日本一の芸人になりたい」 NSC福岡2期生の首席「とらんじっと」

西日本新聞 木村 貴之

 福岡市・天神で2日あった吉本総合芸能学院(通称・NSC)福岡校の卒業ライブ。「同窓で一番面白い芸人」として名誉ある“首席”を懸け、2期生27人が挑んだ勝負の舞台は、漫才トリオ「とらんじっと」が勝利を収めた。メンバーは原直輝さん(24)と村山新汰(あらた)さん(24)、松水健太さん(24)。3人はどんな素顔で、笑いにどう向き合っているのか。ライブ終了後に聞いた。

  みんな24歳。同級生?
 3人 高校時代の同級生です。それぞれ中学は別ですが、福岡県宗像市の宗像高校で出会いました。

  なぜNSCに入った。
 村山 どうしてもプロのお笑い芸人になりたくて。
  高3のとき、吉本興業主催で高校生漫才の日本一を決める「ハイスクールマンザイ」がありまして。九州大会に3人で挑戦したら優勝し、大阪の「なんばグランド花月」(NGK)であった全国大会にも出場したんです。そのときの経験が忘れられなくて。

  高校時代から活動?
  いいえ。高校を出て大学を卒業するまで活動休止が続きました。大学は村山が福岡、僕が東京、松水は大阪。学生時代は何も活動しなかったけど、就職を考える時期になって、3人で一緒に芸人になろうと。ストレートで進学して先に就職を控えていた僕は、就活を見送って2人の卒業を待つことに。福岡に帰ってフリーター生活が1年間続いたけど、全く不安にならないくらい2人がやる気を見せてくれましたので。
 村山 おれたち彼女かよ?(笑)でも、この3人でないとできないよね。

  3人そろってNSC入りし、卒業ライブで首席を獲得。あらためて感想を。
 村山 本当によかった。NSCでの1年間、これだけ狙っていたくらいだし。
  自分たちでプレッシャーをかけていました。この1~2カ月、3人がぎくしゃくするほどまでに。でも(首席の座を)取れたら全部忘れられますね。
 松水 NSCの同期ライブは8月までずっと1位だったけど、12月には3位、1月は2位に。ライバルたちがどんどん面白くなって焦った。でも卒業ライブで1位。本当によかった。

  NSCは3月で卒業。その後はどうする。
  トリオで福岡吉本に入ります。芸人1年目からいろんな舞台に立てたら。もう学生じゃなくてプロなので。
 村山 (きりっとした表情で)今まで以上に精進して。

  どんな芸人を目指す。
 村山 やっぱり日本一の芸人になりたい。いろんな賞レースに挑戦して。

  ライブで披露したネタ。予選は「番長対決」、決勝は「修学旅行」だった。
  ネタも本番ぎりぎりまで迷って。一番強いやつを持って行きたかった。

  ネタ作りの担当は?
  基本、僕が作ります。2人の希望も取り入れ、やりとりを組み立てて。

  ネタ作りも友情があふれている。
  その分、もめちゃうんです。ネタ作りの段階から。
 松水 何でも言えちゃいますんで。

  甘えのない友情って感じ?
  それが良いんですけど、たまに雰囲気が悪くなるときもあって。
 村山 でも、ここにつながれば(『首席』の証書パネルを示し)何も問題ないっしょ。
 原、松水 (2人そろって黙ってうなずく)

  ありがとうございました。おめでとうございます。(聞き手は木村貴之)

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