奥深きカカオの世界 北九州・八幡の「レーズンチョコレート」

西日本新聞 夕刊

 いま、北九州市八幡東区竹下町のチョコレート店、「カカポン」店主の國本伸夫さん(35)は大忙し。理由はもちろん目前に迫ったバレンタインデー。

 今年の新作は、新郎新婦姿のテディベアをかたどったレーズンチョコ「ラストダンスは君に」(280円)。九州大が開発し、いま売り出し中の高糖度ブドウ「BKシードレス」をラム酒に漬け、焙煎(ばいせん)して刻み、甘さ控えめのホワイトチョコと、ベネズエラ産の華やかな香りのダークチョコで包む。ネーミングも含め、洋酒にも合うまさに大人のチョコだ。

 カカオ豆からチョコになる工程を全て手がける製法を独学で学び、2014年7月に店を開いた國本さんのチョコは独創的。私が初めて口にした商品は、カカオの産地別チョコだった。

 カカオと砂糖は全て同じ比率で作られているというのに、アフリカや中南米など、産地が違うだけで風味が全く異なる。店には、世界各地のカカオを使ったチョコも常時8種類ほど並べられていて、一つ120円前後で食べ比べできるのもファンにはたまらない。

 「人と人とをつなぐ。それがチョコレート」と語る國本さん。奥深きカカオの世界に触れるチョコ、大切な人にいかがでしょう。 (九州大院生・竹内太郎)

 ▼カカポン 北九州市八幡東区竹下町12の15。定番のピスタチオチョコ(630円)や春季限定桜ミルクチョコ(610円)も人気。電話=093(776)6185(正午~午後7時、火曜定休)。

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