トランプ氏再選へ実績アピール 一般教書演説 堅調な経済強調

 【デモイン(アイオワ州)田中伸幸】トランプ米大統領は4日、連邦議会の上下両院合同会議で内政、外交の施政方針を示す一般教書演説を行った。11月の大統領選で再選を目指すトランプ氏は、堅調な経済など1期目3年間の実績を列挙し、米国の再建が進んだとアピール。「米国の冒険はまだ始まったばかりだ。ベストの状態はこれから来る」と強調し、政権運営の継続へ強い意欲を示した。

 一般教書演説は年1回の恒例だが、今年は大統領選に加え、自身のウクライナ疑惑を巡る上院での弾劾裁判の評決を翌日に控え、野党民主党との対立が最高潮の状態での開催となった。

 トランプ氏は演説開始前、下院での弾劾訴追を主導した民主党下院トップのペロシ議長から握手を求められたが拒否。ペロシ氏は演説終了後に演説原稿を破り捨てるなど、議場には険悪なムードが流れた。

 約1時間20分の演説でトランプ氏は、新たな政策についての言及は控えめで、大統領就任後3年間の実績に重点を置いた。「偉大な米国の復活」を期す政策を進めた結果、オバマ前民主党政権に比べ失業率の低下や株価上昇が実現したと強調。中国との貿易協議に関する「第1段階」合意を成し遂げたことなども公約実行の具体例として掲げた。

 外交、安全保障面では、過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者やイラン革命防衛隊精鋭部隊の司令官殺害などをテロ対策の成果として誇示した。

 無罪が確定的な弾劾裁判には言及せず、党派対立のあおりを受け進まないインフラの整備や育児休暇制度の拡充などに関しては、民主党に協力を呼び掛けた。

 しかし、国民の関心が高い医療保険制度改革を巡っては、国民皆保険制度の導入など抜本改革を唱える民主党の大統領候補たちを念頭に「民間保険を完全に廃止しようとしている」などと非難。国民に向け「米国の医療制度を社会主義によって崩壊させることは許さない」と訴えかけた。

関連記事

PR

バギーコンサート

  • 2021年11月28日(日)
  • 福岡市早良南地域交流センター ともてらす早良 チャイルドルーム

PR