観測史上初「雪が降らない冬」か 福岡で111年ぶり記録更新

西日本新聞 社会面 吉田 真紀

 福岡県では6日、寒気が流れ込んだものの初雪は観測されず、1890年の統計開始以降、福岡市で最も遅く初雪を観測した「2月6日」(1909年)の記録を111年ぶりに更新した。同市の1月の平均気温は9・5度と、これまで最も高かった9・1度(1989年)を上回り、記録ずくめの暖冬に。観測史上初めて、「雪が降らない冬」となる可能性も出てきた。

 全国的に厳しい寒さとなった6日は、山口県下関市などで「最も遅い初雪」を観測。福岡市でも放射冷却の影響で朝方に氷点下の冷え込みとなったが、日中は日差しが差し込み、青空が広がった。

 同市東区の筥崎宮神苑花庭園では、冬ボタンに積雪や霜から守るためのわら帽子をかぶせて備えているが、活躍する場面がない。花はあと2週間ほど楽しめるという。

 九州で今季、初雪(みぞれ)を観測したのは佐賀県のみで、熊本や長崎でも「最も遅い初雪」記録を更新中。福岡管区気象台によると、9日ごろまで九州北部に寒気は残り「それまでに初雪がなければ、今季降らないこともあり得る」という。 (吉田真紀)

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