「道の駅旭志」が防災拠点に 非常電源付きトイレ、防災倉庫も整備

西日本新聞 熊本版 宮上 良二

 熊本県が菊池市旭志川辺の「道の駅旭志」で行っていた防災拠点施設整備事業が終わり、5日に現地で落成式があった。県は2016年の熊本地震を教訓に、県管理の道の駅7カ所で防災拠点機能の強化を進める計画で、今回が第1弾。

 整備したのは、非常用電源を備えた屋外トイレや防災倉庫、ソーラー照明灯。事業費は約2億3千万円。

 トイレは、オストメイト(人工肛門や人工ぼうこう保有者)対応を含め便器を約4倍の25台に増やし、4カ国語の音声案内を設置した。停電時には自動的に非常用電源に切り替わり、断水しても井戸水をポンプでくみ上げて最低72時間、水洗トイレとして利用できる。発電燃料の軽油を補給すれば、さらに継続できる。停電時に携帯電話の充電などに利用できる防災コンセント20口も設けた。

 倉庫には、災害の初期対応に必要な三角コーンや通行止め看板、土のう袋、ブルーシートなどを収納し、照明灯は5基設置した。

 熊本地震の際、道の駅は避難者の車中泊や救援活動の拠点になった一方で、停電や断水でトイレが使えなくなった施設もあり、県は防災拠点機能の強化に乗り出した。年内に道の駅泗水(菊池市泗水町)でも整備を終え、残り5カ所(八代市坂本町、宇城市不知火町、和水町、錦町、五木村)は市町村などと整備内容や工事の時期を調整している。(宮上良二)

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