工藤会壊滅「希望のまちへ」 本部跡地購入のNPO法人、活用策検討

西日本新聞 社会面

 特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所(北九州市小倉北区)跡地を巡り、ホームレス支援などに取り組むNPO法人「抱樸(ほうぼく)」(同市八幡東区)の森松長生専務理事は6日、同市で記者会見し、跡地を購入して地域の誰もが利用できる「総合的な福祉拠点」とする考えを示した。地域住民を交えた検討会議を4月にも設置し、具体的な活用方法を決める。地元住民からは街のイメージアップを期待する声が上がった。

 抱樸は「希望のまちプロジェクト」と銘打ち、生活困窮者や障害者の就労支援だけでなく、子どもの学習支援や子ども食堂、高齢者が集えるサロンの設置などを想定。寄付などで土地購入資金を募る。村木厚子・元厚生労働事務次官を顧問として招くという。

 森松専務理事は「『怖い街』というイメージを払拭(ふっしょく)し、孤立している人がいない街、一人も取り残されない街にしたい」と述べた。

 既に住民説明会を開いて構想を説明した。地元自治会メンバーの男性(75)は「しっかりとした法人が来てくれて安心した」。跡地近くに住む女性(79)は「子どもやお年寄りが集まる施設ができて、街に活気が生まれれば」と話した。

 北橋健治市長は「暴追運動の成果としての跡地利用にふさわしく、応援したい」とのコメントを出した。

 跡地は2月中旬に福岡県暴力追放運動推進センターを通じて県内の民間企業に売却された後、同企業が抱樸に転売する。

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ