6年連続、国家資格に全員合格 大分の日田林工3年生

西日本新聞 大分・日田玖珠版 中山 雄介

 大分県日田市の日田林工高機械科の3年生40人全員が国家資格の技能検定3級「機械検査」に合格した。同科は「機械保全」「機械加工」を含む三つの検定のいずれかで、2014年度から6年連続で全員合格を続けている。生徒は「先輩たちの伝統を守ることができてよかった」と胸をなで下ろしている。

 同科の就職先は鉄鋼や自動車メーカーが多く、入社後も役立つため、検定を受けることを推奨。試験は年に2回あり、生徒は卒業までに合格を目指している。

 「機械検査」は、部品の大きさを測定器で測る実技と筆記で合否が決まる。県雇用労働政策課によると合格率は約80%。担当者は「筆記と実技両方の力が必要。全員合格はすごいことで、県内で聞いたことがない」と驚く。

 生徒は早めに登校して、実技の練習をしたり、問題を出し合ったりして試験に備えてきた。「機械保全」の検定を昨年受けた生徒の半数が不合格だったこともあり、同科の木下貴紀主任(42)は「不器用な子が多くひやひやしたけど、最後まで粘り強く努力してくれた」と振り返った。

 三つの検定全てで3級に合格し、春から名古屋市の鉄鋼メーカーで働く江口詩音さん(18)は「プレッシャーもあったけど、その分、全員合格できたときはみんなで喜んだ」と笑顔。木下主任は卒業後を見据え「会社に入ればうまくいかないこともあるはず。この達成感を支えに踏ん張って」とエールを送った。(中山雄介)

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