小型刃物を使い持ち去る? 首の致命傷は包丁 宇佐親子殺害

西日本新聞 社会面 井中 恵仁 吉川 文敬

 大分県宇佐市安心院町で起きた親子殺害事件で、台所に残されていた包丁とは別に、ナイフのような小型の刃物が犯行に使われた可能性があることが7日、捜査関係者への取材で分かった。

 致命傷となった首の傷痕などから、台所の流し台の上で見つかった血の付いた包丁1本が犯行に使われたとみられることも判明。他の傷の形状から複数の凶器が使われた可能性があるが、台所の包丁以外に凶器とみられるものは見つかっておらず、小型の刃物は犯人が持ち去ったとみて捜査している。

 調べでは、2人暮らしの山名高子さん(79)と、長男で郵便配達員の博之さん(51)親子が3日朝、2階建て1階のダイニングキッチンで死亡しているのが発見された。司法解剖の結果、死因は頸(けい)動脈損傷による失血死だった。

 2人とも首のほか、上半身を中心に博之さんは数十カ所、高子さんは十数カ所の刺し傷や切り傷があった。部屋のカーテンには人が当たったような血の痕も残っており、複数人に襲撃され、激しいもみ合いになったとみられる。

 自宅周辺からは目視できる血痕が見つかっておらず、県警は返り血を浴びた可能性のある犯人が、何らかの隠蔽(いんぺい)工作をして逃走したとみて調べている。自宅には財布や携帯電話、通帳などもあり物色された形跡は見つかっていない。 (井中恵仁、吉川文敬)

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