キッチンに3種類以上の土足跡 自宅付近に血液反応も 大分の親子殺害

西日本新聞 社会面 井中 恵仁 吉川 文敬

 大分県宇佐市安心院町で起きた親子殺害事件で、親子の自宅1階のダイニングキッチン付近から、3種類以上の土足跡が見つかっていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。自宅付近からは微量の血液反応が検出されていたことも判明。県警は、犯人の逃走経路を捜査している。

 捜査関係者によると、殺害現場とみられるダイニングキッチンや遺体の周辺で、親子のものではない複数種類の足跡が多数見つかった。足跡のうち1種類はサンダルとみられ、比較的大きなサイズだという。

 県警によると3日朝、山名高子さん(79)と、長男で郵便配達員の博之さん(51)親子が、ダイニングキッチンで死亡しているのが発見された。司法解剖の結果、死因はいずれも頸(けい)動脈損傷による失血死。2人には上半身を中心に博之さんは数十カ所、高子さんは十数カ所の刺し傷や切り傷があった。複数人に襲撃され、激しいもみ合いになったとみられる。

 博之さんの死亡推定時刻は2日夜。同日、博之さんは市内に住む親族と会食しており、司法解剖で胃の残留物を調べたところ、死亡したのは会食からそれほど時間がたっていないと判明した。午後8時以降とみられる博之さんの帰宅から間もなく襲われた可能性があるという。

 遺体はともに普段着で家の明かりも一部ついていたことから、就寝前だったとみられる。(井中恵仁、吉川文敬)

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