本紙「あなたの特命取材班」がスタートして…

西日本新聞 社会面 坂本 信博

 西日本新聞の課題解決型調査報道「あなたの特命取材班」がスタートして3年目に入った。無料通信アプリLINE(ライン)でつながり、双方向のやりとりができる「あな特通信員」は1万人を超えた。情報や記事を共有して連携するローカルメディアは、北海道から沖縄まで全国20紙・媒体に増えた。

 先日、通信員へのアンケートで「あなたにとってあな特とは?」と尋ねた。最多の答えは「社会参加」で、全回答者の64%。あな特は社会への窓ということか。実は、記者にとってもそうだ。地域に根差す記者として気付けていなかったことを、読者からの調査依頼に教わることも多い。

 記者になって21年。毎朝自宅で新聞各紙を見比べ、他紙に先んじられていないかチェックしてきた。切磋琢磨(せっさたくま)は必須だ。ただ、私たちが本当に戦うべき相手は同業他社ではなく、地域や社会の課題と理不尽、そして無関心だと感じる。耳を澄まし、目を凝らしたい。 (坂本信博)


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