老朽SL、石炭の町で再起 「めんべい」工場で修復展示へ 福岡・添田

西日本新聞 米村 勇飛

 北九州市は10日、同市若松区で展示中の老朽化した蒸気機関車(SL)について、菓子「めんべい」を手掛ける福岡市のめんたいこ製造販売会社「山口油屋福太郎」が引き取ると発表した。福岡県添田町にある自社工場敷地内で展示し、石炭で栄えた筑豊や若松の歴史を後世に伝える資産として利用するという。

 SLは1917年製で現在のJR筑豊線で石炭輸送に活躍後、同区で45年以上展示された。長年の風雨で車体が劣化し昨年12月から引き取り手を募集。国内外から応募や問い合わせが計約10件あった。

 北九州市は同社を選んだ理由として、工場見学などで多くの人がSLを見られることや、添田町は炭鉱で栄えた歴史があり、石炭積み出し港だった若松とのつながりを挙げた。今春を目標に設置場所を整備し、車体を修復して移設する予定。市の担当者は「石炭にゆかりのある添田町で再び活躍してほしい」と話した。(米村勇飛)

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