「質問上手になるには?」 こども記者の取材に先輩のアドバイスは

西日本新聞 こども面

 何か質問ありますか-。こう聞かれてあなたはすぐに質問が思いつきます?
 今回は学校の授業や社会科見学、新しい友達との会話などふだんの生活でも役に立つ「質問上手になるためのこつ」を紹介します。

【紙面PDF】質問上手になるには?

 「こつ」を取材(調べたり、話を聞いたりすること)したのは第10期のこども記者24人です。取材した相手は、中学2年の先輩こども記者、来島知希さん、北忠明さん、堀本祐良さん-の3人。地震で被災した動物園やいろいろな分野の研究者などの取材を経験してきました。3人が上手に質問するためにかならずしていたのは「前もって下調べをする」「こんなこと聞いて笑われないかな、と遠慮する自分の背中を押してくれる、ほんの少しの勇気を出す」ことでした。

 「今日会う人はどんな人だろう」「行く場所はどんなところ?」。新聞記事やインターネットで調べておくと、実際に会ったり、行ったりしたときに知りたいことが次々とうかんでくるでしょう。家で予習をすると、授業中にわからないことを先生に質問できるのと同じです。

 「なぜそう思うの?」「どうしてそうしたの?」。自分のことや自分の話に興味を持ってくれると、相手もうれしくなって会話がはずむはず。「へー!」とおどろく発見もあるでしょう。ぜひためしてみてね!

 ●教えてくれた先輩記者

 来島知希さん(福岡市・福大付属大濠中2年)

 別名「お魚博士」。幼い頃から魚の絵を描き始め、その数は2千枚を超えています。こども記者時代は「やながわ有明海水族館」「シロウオの産卵場づくり」「マリンワールド海の中道」などの取材に参加。幅広い知識を生かした質問で、専門家を驚かせました。取材後の作文に魚の絵も添えて送ってくれ、楽しい紙面づくりに協力。魚の絵を描いたノートを取材先や勉強会に持ってきて、休憩時間に魚に関するクイズを出すなどして、みんなをなごませてくれました。

 北忠明さん(福岡市・百道中2年)

 熊本地震翌年の2017年、こども記者として熊本市動植物園を取材。大きな被害にショックを受け、その後も毎年、園を自主的に取材で訪れ、復興の様子を飼育員の人たちから聞き取り、記事にしています。どちらかというと地味な取材にいつも手をあげ、取材や勉強会に7期こども記者では最多の8回参加。経験を積むことで質問力を高めました。福岡市科学館に年50回以上通い、スタッフと交流し、取材につなげるなど、人との関わりを生かした活動を続けています。

 堀本祐良さん(福岡市・舞鶴中2年)

 古代エジプト展で考古学者の吉村作治さんを取材。考古学への興味を生かして、たくさんの質問を投げかけ、その答えからさらに深く質問し、吉村さんを感心させました。九州豪雨で大きな被害が出た福岡県・東峰村を支援する「復興にわか」の舞台を自主取材。自分もにわかを披露して被災地にエールを送りました。熊本市動植物園の取材では園長室にはられた絵を見てすかさず質問するなど、すぐれた観察眼と行動力を生かした記事で、紙面に元気をくれました。

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