熊本・阿蘇で野焼き始まる 大草原に広がる野火

 大草原に春を呼ぶ野焼きが11日、熊本県阿蘇地域で始まった。約2万2千ヘクタールある日本最大の草原の営みと景観を守る取り組み。

 約160カ所ある牧野で今季最初に実施されたのは、阿蘇山南側斜面の下磧(しもぜき)牧野(同県南阿蘇村)。牧野組合員10人とボランティア29人が参加。山上部から点火され、冬枯れの草原に野火が広がった。

 2016年の熊本地震後、多くの牧野で亀裂や段差が生じ、道路も寸断されたため、1200ヘクタールで野焼きができなくなった。下磧牧野では地震後も続けられているが、同村では今季も牧野の3割に当たる505ヘクタールで再開できないという。

 今後は阿蘇山北側斜面、北外輪山と順次野焼きが行われ、春にはキスミレやハルリンドウに彩られる。(佐藤倫之)

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