板井優弁護士が死去 70歳 川辺川利水訴訟の弁護団長

西日本新聞 御厨 尚陽 村田 直隆

 熊本県の川辺川で計画されたダムの利水を巡る訴訟で弁護団長を務め、逆転勝訴に導いた弁護士の板井優(いたい・まさる)氏が11日午前0時12分、腎不全のため熊本市の病院で死去した。70歳。那覇市出身。自宅は熊本市。通夜は12日午後7時から、葬儀・告別式は13日午後7時から、いずれも熊本市中央区本荘6の2の23、合掌殿島田斎場で。喪主は妻八重子(やえこ)さん。

 1979年弁護士登録。川辺川ダムを水源とする農林水産省の土地改良事業の是非を争った川辺川利水訴訟で2003年、農家側の訴えを退けた一審判決を覆す逆転勝訴判決を勝ち取った。ダム計画は08年に熊本県知事が「白紙撤回」を表明、事業は休止している。

 熊本地裁が1987年に国や熊本県の行政責任を初めて認めた水俣病第3次訴訟では弁護団事務局長を務め、ハンセン病国賠訴訟など多くの集団訴訟に携わったほか、「原発なくそう!九州玄海・川内訴訟弁護団」の共同代表も務めた。

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