業種の枠超え「婚活」後押し 福岡県、男女比偏った職場の出会い促す

西日本新聞 社会面 前田 倫之

 福岡県は2020年度、県内の企業・団体で働き、結婚を望んでいる従業員に対し、職場や業種の枠を超えて出会いの場を提供する「企業・団体間マッチング支援センター」を創設する。事業に賛同する企業・団体の輪を広げ、異業種婚活イベントなどを企画。少子化対策の一環として、県を挙げて「婚活」の環境づくりを後押しする。

 センターは、県が婚活イベントの開催などを委託している「出会い・結婚応援事務局」内に設置。企業・団体の単位で事業に参加してもらうことで、個人では恥ずかしがって婚活をためらっていた人の背中を押し、男女比が偏った職場で働く従業員の出会いを促す。

 農業団体と医療機関、教育業界と不動産業界など、普段は接点が少ない業界にイベントを働きかけるほか、企画検討や周知用チラシの作成、司会進行なども担う。企業・団体には独身社員らに出会いイベントを周知してもらう。

 これまでに農協や保育園、飲食店など県内1800以上の団体が登録している県の「出会い応援団体」とも連携。成婚に至った場合に特典を提供してもらうことも検討する。このほか、婚活に求められる身だしなみや異性とのコミュニケーションに関する「婚活力ステップアップセミナー」も企画。一連の関連費用として約3100万円を新年度一般会計当初予算案に計上する。

 15年度の国勢調査によると、福岡県の25~39歳の未婚率は、男性が全国39位(47・1%)に対し、女性は全国5位(40・2%)。18年の平均初婚年齢は男性30・8歳、女性29・3歳(いずれも14年から0・1歳増)と上昇。県は20年度からの「子ども・子育て応援総合プラン」(策定中)で、初婚年齢上昇の抑制と、1・49(18年)だった合計特殊出生率の上昇を掲げている。(前田倫之)

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