「愛しい水俣」撮った15年 患者の日常や闘争…故塩田武史さん写真展

西日本新聞 夕刊 村田 直隆

 熊本県水俣市に移り住んで水俣病患者の日常や闘争の様子などを撮り続けた写真家塩田武史さん(2014年没)の作品を紹介する企画展が、同市明神町の市立水俣病資料館で開かれている。

 塩田さんは、法政大在学中に胎児性患者の記事に衝撃を受け、卒業後の1970年から水俣に入った。15年間滞在し、胎児性患者やその家族の暮らしぶりなど数多くの写真を撮った。

 資料館は、水俣病をテーマに撮影したカメラマンの高齢化が進む中、昨年からフィルムのデジタルデータ化に着手。今回は、保存した写真を含む38点を展示している。

 会場には、塩田さんの写真集「僕が写した愛(いと)しい水俣」に収録された作品を中心に配置。水俣で初めて撮影し、数カ月後に短い生涯を閉じた胎児性患者の少年や、チッソ社長に詰め寄る故川本輝夫さん、自宅書斎で原稿を執筆する故石牟礼道子さんの写真などが並ぶ。塩田さんが愛用したカメラも展示されている。

 上田敬祐館長は「当時の街の様子なども含め、水俣病を深く考えるきっかけにしてもらえれば」と話している。入場無料。3月31日まで。 (村田直隆)

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