辰野金吾が設計した大阪市中央公会堂 故郷の唐津工生徒が模型制作

西日本新聞 佐賀版 野村 創

16日まで唐津、19日から大阪で展示

 佐賀県唐津市出身の建築家・辰野金吾(1854~1919)が実施設計を手掛けた国指定重要文化財「大阪市中央公会堂」(大阪市北区中之島)の模型を、唐津工業高(唐津市石志)の生徒たちが制作した。16日まで、辰野が監修した旧唐津銀行(同市本町)で公開。唐津観光協会が19日から5月ごろまで大阪市中央公会堂で展示し、辰野の郷里・唐津を関西でPRする。

 同高は建築科3年生の課題研究として、過去にも辰野が設計した建物の模型を作っている。関西圏で市の知名度アップを目指していた唐津観光協会が2年前、公会堂の模型づくりを同高に提案。前年度と本年度の3年生計19人が2年間かけて制作した。観光協会が大阪市と交渉し、公会堂での展示が決まったという。

 建物は100分の1サイズで、幅69センチ、奥行き107センチ、高さ50センチ。アクリル板で壁を作り、厚紙やピンポン球、お菓子の箱で曲線が多い屋根を表現した。塗料で色を付け、発光ダイオード(LED)電球で光るようにした。

 12日に旧唐津銀行でお披露目式があり、生徒や観光協会職員、来賓の小林万里子副知事が出席した。班長の松本尚樹さん(18)は「曲線や細かい装飾が多く再現が難しかったが、知恵を出し合って完成することができた。多くの人に見てもらえることはうれしい」。協会の国谷恵太専務理事(64)は「大阪市民や辰野建築が好きな来館者に見てもらい、唐津を旅行するきっかけになれば」と期待を込めた。(野村創)

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