「売り上げ足りない」客引指示役を逮捕 風営法違反容疑で福岡県警

西日本新聞 梅沢 平 小川 勝也

 福岡市・天神の繁華街で、禁止されている午前0時以降に居酒屋の客引きをするよう指示したとして、福岡中央署は15日、風営法違反(客引き)の疑いで、客引きの指示役で自称経営コンサルタントの男(23)=福岡市中央区今泉1丁目=を逮捕した。「客引きはさせていない」と容疑を否認している。居酒屋への客引きの指示役が同容疑で逮捕されるのは、福岡県で初めて。全国的にも珍しいという。

 逮捕容疑は、客引きの大学生の男と共謀し、昨年12月8日午前0時40分ごろ、同区大名2丁目の路上で、私服警察官3人に「居酒屋ありますけどどうですか」などと誘った疑い。

 署は今年1月、男が関与する居酒屋系列店への客引きをしたとして、同容疑で大学生の男を含め20代の男女4人を逮捕した(その後釈放)。

 捜査関係者によると、男は店の天神地区を統括する立場で、無料通信アプリLINE(ライン)などで「売り上げが足りない」などと指示していた疑いがあるという。

 福岡市内では昨年、客引きに関する警察への相談や通報が天神・大名地区と博多駅筑紫口地区で計570件あり、前年比3倍超に急増。昨年11月下旬から12月初めに実施した市の調査では、ピークの週末夜に天神・大名地区に111人、博多駅筑紫口地区に55人の客引きを確認した。

 商店街など市内の18団体は同年9月、市に客引きを禁止する条例の制定を要望。市は2020年度一般会計当初予算案に客引き関連の費用2522万円を計上。両地区を防犯カメラ約20台で監視し、専門の対策指導員も配置する。(小川勝也、梅沢平)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ