eスポーツ普及へ 福岡で発足、産学連携の研究組織

西日本新聞 社会面

 デジタルゲームの対戦競技「eスポーツ」の普及に向け、福岡県内の大学や専門学校、ゲーム企業などが15日、研究組織「福岡eスポーツリサーチコンソーシアム」(FeRC、フェルク)を発足させた。eスポーツの教育・身体効果、選手の能力開発などの科学的な調査に取り組む。eスポーツに特化した産学連携の研究組織は珍しい。

 eスポーツの国内市場は2018年の約48億円が22年に倍増するとされ、高額賞金の大会も相次ぐ。高校生大会の設立や部活動への導入など若年層にも広がりをみせる一方、世界保健機関(WHO)が19年、ゲーム障害を依存症認定するなど弊害も指摘される。

 FeRCは九州産業大や九州工業大、専門学校の大原学園福岡校、地場IT企業のニワカソフトなど30会員で発足。スポーツ心理学や脳科学などの専門家もおり、今後、依存症対策や高齢者の認知機能への効果を研究する。映写された動く玉を目で追うトレーニング機器で、有名なプロサッカー選手らが知覚・認知能力のトレーニングに使う「ニューロトラッカー」をeスポーツ選手に応用する研究を既に始めている。

 15日は福岡市内で設立総会を開催。会長の作花浩聡(さくかひろあき)・大原学園福岡校eスポーツ部顧問は「eスポーツの健全、健康的な普及に力を尽くしたい」と話した。

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