新型肺炎感染疑いは2次免除 佐賀大入試、センター得点で合否判断

西日本新聞 四宮 淳平 梅本 邦明

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、佐賀大(佐賀市)は17日、今月下旬から来月中旬にかけて実施する2次試験(前・後期)で、感染者や感染した疑いが極めて高い受験生に対し、大学入試センター試験の得点と高校の調査書を総合的に判断して合否を決める特例措置を取ると発表した。

 文部科学省が全国の大学に対し1月30日付で、受験生が感染した場合などには振り替え受験の実施やセンター試験を参考にした合否判定など、柔軟な対応を検討するよう通知していた。佐賀大は「治療薬がなく、発症後どの程度の期間で感染性が消失するかが不明」として追試験は行わない。

 対象は教育、経済、理工、農学部と、芸術地域デザイン学部の地域デザインコース。同学部の芸術表現コースと医学部は実技試験や面接があるため対象としない。感染の疑いは、医師の診断書を審査し、受験生の代理人に渡航歴や感染経路を聞き取るなどして大学側が判断する。対象者は2次試験を免除する代わりにセンター試験の成績の判断基準を厳しくし、公平性を担保するという。

 佐賀大2次試験の志願者数は前期が2220人、後期は2976人。同大入試課は17日の定例会見で「思いがけない疾病に最大限配慮したい」とした。

 文科省によると、名古屋工業大(名古屋市)、大阪府立大(堺市)も追試験は行わず、センター試験の成績などを基に合否を決めるという。 (梅本邦明)

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九州の各大学、分かれる対応

 国立大は25日に2次試験が始まるが、受験生が新型コロナウイルスに感染した場合の対応は九州の各大学で分かれている。

 九州大は感染者の受験は想定しておらず、追試験も行わない方針。センター試験と高校の成績による合否判定については「センター試験よりも2次試験の配分が高いため、そもそも検討しなかった」(入試担当者)。ただ今後、爆発的に感染者が増えれば再考する可能性もあるという。

 熊本大は17日、ウェブサイトで対応を公表。感染者には試験当日の午前8時半までに連絡するよう呼び掛けた。担当者は「現段階では個別に相談を受け付けて善処するとしか言えない」としている。 (四宮淳平)

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