野鳥の会100回目の探鳥会 日田地区支部「生態系の変化見守る」

西日本新聞 大分・日田玖珠版 中山 雄介

 日本野鳥の会県支部日田地区支部が16日、100回目となる探鳥会(大分県日田市立博物館共催)を同市の亀山公園や三隈川で開いた。同支部は「支部員の高齢化が目立つが、活動を続けていきたい」と話している。

 探鳥会は1974年ごろから始まった。当初は初夏のみ開催していたが、現在は渡り鳥が越冬のため飛来する秋や冬にも開催。これまで延べ約2千人の市民が参加しているという。

 今回は小雨がぱらつく中、参加した約30人は、傘をさしながら双眼鏡で野鳥を探し、羽の特徴や鳴き声から種類を特定。カモやサギ、ツグミなど、見つけた32種類を集計し、リスト表に記録した。

 同支部によると、越冬のために飛来してきた野鳥の一部が、初夏になっても残っている姿を見るようになったという。支部長の財津博文さん(70)は「鳥の遺伝子も変わってきているのだろう。記録を積み上げていくことで、地元の生態系の変化を見ていきたい」と語った。

 参加者には100回目の記念として、野鳥の写真が入った缶バッジが配られた。夫婦で参加した同市諸留町の田畑徳久さん(53)は「猛禽(もうきん)類がエサを捕まえる珍しい場面を見ることができてよかった。今後も、会を続けてほしい」と話した。 (中山雄介)

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