「しゃくなげ荘」が休館 英彦山の温泉宿泊施設 経営難、3月末で

 福岡県添田町の温泉宿泊施設「英彦山温泉しゃくなげ荘」が3月末で休館する。1990年にふるさと創生資金を活用して町が温泉を掘り当て、総工費約8億円をかけて94年に開業。「自治体の温泉施設のパイオニア」として注目され、英彦山観光の拠点として最盛期の96年度には年間約21万人の利用者があったが、近隣に温泉施設が複数建設されて以降、経営難が続いていた。

 しゃくなげ荘は、地上2階、地下1階で18室あり、83人が収容可能。96年をピークに利用者数は下降傾向をたどり、2018年度は約4万1千人にとどまった。町によると、1999年に赤村、2002、04年に福智町、10年に大任町などに温泉施設が複数建設されたことの影響が大きいという。

 14年度に指定管理者制度を導入し、町直営から民間のノウハウを生かした施設として活性化を図ったが、利用者の減少傾向は変わらず、施設の老朽化も重なり、指定管理者側から期間が満了する3月末での撤退の申し入れがあった。

 町は今後、「自然を感じ楽しむ空間づくり」を進める中で、施設をどうするか検討していく。 (大塚壮)

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