雪舞う中に春を告げるシロウオ 福岡・室見川で好漁スタート

西日本新聞 ふくおか都市圏版 下村 佳史

 福岡の春の風物詩として知られるシロウオ漁が17日、福岡市西部の室見川下流で始まった。今季一番の強い寒気で雪がちらつく中、室見川シロウオ組合(5人)と飲食店関係者が漁獲量回復を祈って神事をした後、シーズン最初の漁を行った。

 シロウオ漁は、川底にジグザグに打ち込んだくいに、かやで編んだ網を結び付ける「やな」と呼ばれる仕掛けを使う。産卵のために川を上ってきたシロウオをやなの上流側に配したかごに追い込む。

 組合によると、今年は記録的な暖冬の影響で、例年より1週間早い10日ごろからシロウオが上り始めた。この日は水温が9度でシロウオが活発に動きだす12~13度を下回ったが、近年では珍しく多いという、約100匹が取れる幸先の良いスタートとなった。

 室見川での漁獲量は1970年代に2千キロの年もあったが減少傾向が顕著で、18年は45キロ、19年が39キロと低迷が続く。小石原義彦組合長(80)は「採算面から、年200キロほどの漁獲を確保したい。環境の変化に敏感な魚なので、河口周辺海域での工事などには配慮をお願いしたい」と話した。 (下村佳史)

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