検査結果はすぐ分かる?新型肺炎かもと思ったら…診察の流れ

西日本新聞 社会面 豊福 幸子

 新型コロナウイルスによる肺炎は、感染経路が不明確な患者が国内で相次ぎ、市中感染の懸念が広がっている。新型肺炎かもしれない、と不安になったとき、どう対応すればいいのか。福岡県の担当課に取材し、診察や検査の流れをまとめた。 (豊福幸子)

 Q 厚生労働省が受診の目安を示したが、熱やせきの症状があり、新型肺炎ではないかと不安。受診する医療機関はどこでもいい?

 A まずは最寄りの保健所に電話で相談してください。担当者が症状や行動歴などを聞き取り、感染が疑われると判断した場合には医療機関を紹介します。

 Q 病院に直接行けば、すぐ検査してもらえる?

 A 今のところ、インフルエンザのように医療機関ですぐに検査を受けることはできません。医師が診察し、保健所と協議した上で、必要と判断した場合に行政検査を行います。政府は従来、中国湖北省や浙江省と関連がある人を原則対象としていましたが、症状や疫学上の聞き取り結果を総合的に判断し、自治体が柔軟に検査できるよう弾力的な運用に切り替えています。

 Q 検査結果はすぐに分かるの?

 A 医師が綿棒でのどをぬぐって検体を採取し、それを地方衛生研究所に送って、コロナウイルスの遺伝子の有無を確認します。おおむね検査翌日には、陽性か陰性かの結果は分かります。

 Q 検査後はどうなる?

 A 新型肺炎と診断された場合は感染症指定医療機関に入院し、治療します。新型肺炎は「指定感染症」とされており、治療にかかる費用は公費で賄われます。陰性の場合でも、ウイルスの潜伏期間とされる2週間程度の経過観察が必要です。

 Q 予防策は?

 A 政府や自治体は手洗い、うがいの徹底や、マスク着用による「せきエチケット」など、風邪やインフルエンザと同様の感染症対策を呼び掛けています。

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