電事連会長に九電・池辺氏 上位3社以外で初 3月就任へ

西日本新聞 一面 井崎 圭 吉田 修平

 大手電力10社でつくる電気事業連合会(電事連)の会長に、九州電力の池辺和弘社長(62)が就任する見通しになったことが分かった。3月中旬に就任するとみられる。電力業界の「顔」の電事連トップに東京電力、関西電力、中部電力の売上高上位3社以外から就くのは初めて。

 電事連会長は大手電力トップの互選で決定する。長年、上位3社の社長が就任するのが通例で、2011年の東電福島第1原発事故以降は関電と中部電が担ってきた。

 昨年10月、当時会長だった岩根茂樹関電社長が同社役員らによる金品受領問題を受け辞任。岩根氏の前任者の勝野哲中部電社長が急きょ再登板していた。ただ、勝野氏の中部電社長在任が今年6月で5年となることから、電事連会長は短期間にとどまるとの見方があった。

 電事連は、原子力発電など国のエネルギー政策に業界の意向を反映するよう働き掛ける役割も担う。

 福島第1原発事故以降、全国で再稼働した原発は5原発9基。九電は玄海原発(佐賀県玄海町)と川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の計4基が再稼働しており、大手電力が求める再稼働に向けた発信力強化などの面で池辺氏を推す声が強まったとみられる。

 電力の小売り自由化や関電の金品受領問題などを受け、大手電力を取り巻く環境が厳しさを増す中、池辺氏の手腕が問われそうだ。 (井崎圭、吉田修平)

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