高3トリオが「9冠」の快挙 全商検定全9種目で1級合格

西日本新聞 長崎・佐世保版

 全国商業高校協会が主催する「全商検定」で、長崎市立長崎商業高3年の盛田あすかさん、山口夏音(かのん)さん、野口まひろさん(いずれも18歳)が、全9種目1級合格を果たした。2019年度の同合格者は全国で50人、うち九州7県からは長商の3人、宮崎、鹿児島の各1人の計5人だけ。苦手種目にも向き合い続けた努力が実り、見事「9冠」を達成した。

 全商検定は簿記、情報処理、そろばん、英語など全9種目で試験は毎年それぞれ1、2回実施される。高校生を中心に全国で年間約30万人が受験。県内では18年度までに計5人が全種目1級合格を達成しているが、同じ年度に同一校から複数の達成者が出たのは初めてだ。

 3人は2年の時から昨年にかけて1級合格を重ねた。盛田さんと山口さんはチャレンジを決めるまで触ったこともなかったそろばん、野口さんは2回も不合格だった英語という“難敵”を克服しての快挙。逃げずに挑戦することの大切さを学んだと口をそろえた。

 今春から福岡市の簿記専門学校で学ぶ盛田さんは「放送部の活動も忙しくて検定をやめようかと何度も思ったけれど、周りの人たちの力を借りてやり切れた。高校で得た基礎知識をさらに深めたい」。長崎大経済学部に進学する山口さんは「できる限り多くの種目で合格したかった。ぎりぎりまで勉強し最後まであきらめなかったから達成できた。この経験を今後の勉強に生かしたい」と話した。

 野口さんは長崎市の福祉系企業に事務職として就職する。「(全種目合格は)高校生活で頑張った証し。自分の自信にもつながるので、一つでも多く挑戦してほしい」と後輩たちにエール。「社会人になっても努力を続ける姿勢を忘れずに頑張っていく」と誓った。

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