心拍や転倒を遠隔感知 地震被災の高齢者見守り 熊本市とドコモ実験へ

西日本新聞 社会面 古川 努

 熊本市とNTTドコモ九州支社は18日、熊本地震で被災した高齢者の体調を、センサーを使って遠隔モニタリングし、異常を感知すれば警備員を派遣する見守りサービスの実証実験を行うことを明らかにした。

 仮設住宅退去者のうち10世帯程度で、5月から約半年間実施する。NTTドコモとして九州で初めてとなる取り組みで、神戸市の介護施設に続き2例目。

 実験では自宅や災害公営住宅などの壁や天井にセンサーを設置し、心拍数や呼吸数、体の動きなどのデータを蓄積。居住者の転倒や心拍数、呼吸数の急激な変化などを感知すると、自動で警備会社に通報し警備員を呼ぶ。

 センサーによる遠隔モニタリングは、カメラ撮影によるプライバシーの問題や、身体への機器装着のストレスがないのがメリットという。

 同社と熊本市は同日、先進技術による社会課題解決に向けた連携協定を締結。協定には、日本語の災害情報を最大12カ国語に同時翻訳する音声アプリの実証実験や、第5世代(5G)移動通信システムを使い医師が遠隔で診療するなどの医療の高度化も盛り込んだ。 (古川努)

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