福岡市が2億円徴収見込み外れ クルーズ船施設使用料、調整進まず

西日本新聞 社会面 坂本 公司

 福岡市が2019年度からクルーズ船の乗客1人当たり500円を徴収するとしていた博多港の「クルーズセンター」の使用料が、船会社との調整不足で徴収できていないことが分かった。約2億1千万円の収入を見込んでいたが、19年度補正予算案でほぼ全てを減額した。

 博多港はクルーズ船の寄港回数が全国トップクラスで、市は15年に入管施設や乗客の待ち合いスペースを備えた同センターを整備。昨年3月に条例を改正し、秋から使用料を徴収予定だった。だが使用料をまとめて納める船会社は、18年春ごろまでには19年分のツアー商品を旅行会社などに販売済み。使用料は想定しておらず、市側に開始を遅らせるよう求めたという。

 結局、徴収開始は今年1月以降に寄港を予約した船からとなり、現時点で徴収はゼロ。20年度は約8800万円の収入を見込むが、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で不透明感も漂う。 (坂本公司)

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