「ひなまつり」九州に春 21段飾り、さげもん…見逃せないイベント

西日本新聞 もっと九州面

 女児の健やかな成長を願って飾られるひな人形。美しく個性豊かなひな飾りが九州各地で受け継がれてきた。早春のこの時期、各地の古民家や観光施設などでひな飾りが披露される。主なひなまつりイベントを紹介する。

あでやかな門前の石段 

■古都秋月 雛(ひな)めぐり 3月3日(火)まで、福岡県朝倉市秋月地区。武家屋敷や飲食店など27カ所にひな人形を展示。中でも、県有形文化財の「長屋門」前の石段をひな壇に見立てた21段のひな飾りは一見の価値あり。展示は土日祝日と2日(月)、3日の午前10時~午後4時で雨天中止。2月22日(土)午後6時半~同9時はライトアップされる。雛めぐりでは、特産品などが当たるクイズラリーも実施中。あさくら観光協会=0946(24)6758(火曜定休)。

 

まりや鶴亀ずらり

■柳川雛祭り さげもんめぐり 4月3日(金)まで、福岡県柳川市。さげもんは柳川に江戸末期から伝わる女児の初節句の祝い飾りで、まりや鶴亀などの飾り物を51個つるし、幸せや長寿を祈る。観光施設や店舗、古民家など市内28カ所の「さげもん処(どころ)」で見学できる(一部有料)。同市京町の観光物産館「柳川よかもん館」では長さ約4メートルの巨大さげもんを展示。3月7日(土)以降の土日祝日は雛めぐり舟(1区間大人800円)を運航。3月15日(日)は「おひな様水上パレード」、4月3日は「流し雛祭」がある。市観光案内所=0944(74)0891。

 

旧伝右衛門邸に海外製の人形も

■第20回いいづか雛(ひいな)のまつり 福岡県飯塚市内の十数カ所で開催中。会期は会場により異なる。メイン会場の旧伊藤伝右衛門邸は3月24日(火)までで、本座敷だけで約700体の人形が約20畳のスペースに並ぶ。アイルランドとハンガリーのメーカーが作った磁器製の人形が今回の見どころ。入館料が必要。飯塚観光協会=0948(22)3511。

 

人気キャラとコラボ

■第20回佐賀城下ひなまつり 3月22日(日)まで、佐賀市中心部。同市柳町の旧古賀銀行や旧福田家など歴史的建造物7館からなる「市歴史民俗館」や、同市松原2丁目の「徴古館」などで計5千点以上の人形やひな道具を展示する。同銀行では今年45周年を迎えたサンリオの人気キャラクター「マイメロディ」とのコラボ展があり、限定デザインのひな壇などが並ぶ。徴古館では鍋島家に伝わる豪華な人形や精巧な象牙細工、旧福田家では手織り佐賀錦の人形など、各会場で個性豊かな品々を鑑賞できる。徴古館のみ同31日(火)まで開催。歴史民俗館のうち4館と徴古館は入場料が必要で、共通券は600円。実行委員会=0952(20)2200。

 

似合う宿場町の古民家

長崎街道ひなまつり 3月31日(火)まで、北九州市八幡西区。江戸時代に長崎街道の宿場町として栄えた同区木屋瀬の古民家など4施設と、参勤交代の大名の休憩所だった同区石坂の「立場茶屋銀杏(いちょう)屋」の計5会場で。計1600体以上のひな人形、江戸時代に作られたとされるひな道具、さげもん(つるし飾り)などを展示。銀杏屋だけ3月15日(日)まで。長崎街道木屋瀬宿記念館は入館料(大人240円など)が必要。同館=093(619)1149。

 

姫ゆかりの人形展示

■しまばら浪漫ひなめぐりん 22日(土)から3月8日(日)まで、長崎県島原市の島原城下町。島原城観光復興記念館を主会場に、武家屋敷や鯉(こい)の泳ぐまちなど5エリアでひな飾りが楽しめる。同館では、愛媛・宇和島藩から島原藩主に嫁いだ正姫ゆかりの「御所人形」を4年ぶりに展示。約200年前の作とされる童子と童女の2体で、細かな細工の太刀など調度品も見応えがある。湧水庭園・四明荘、理髪館を改装したカフェなど大正期の情緒ある建物も城下町にあり、「大正ロマン」を味わう着物とはかまの貸し出し(1組千円、ブーツは要持参)も。島原観光ビューロー=0957(62)3986。

 

豆田・隈両地区中心に5000体

■第37回天領日田おひなまつり 3月31日(火)まで、大分県日田市。江戸時代に天領として栄えた同市では、古い町並みが残る豆田・隈両地区を中心に、15の旧家や資料館で約300年前の作品から市民が手作りした人形まで約5千体が展示される。市内では多彩な催しがあり、「水郷・日田」を象徴する三隈川沿いでは「屋形船カフェ&バー」や「新酒蔵だし祭り」(3月8日)も開かれる。同市観光協会=0973(22)2036。

 

園児の手作り作品も

■城下町くまもと 肥後のひなまつり 28日(金)~3月3日(火)、熊本市中央区の下通アーケード一帯。江戸-昭和初期に飾られた「御殿飾り」や7段ひな飾り、幼稚園児の手作り人形などを通りに展示する。2月29日(土)、3月1日(日)の正午~午後4時には十二単(ひとえ)の体験試着会(参加費500円)もある。下通繁栄会事務局=096(352)3377。

 

3地区で催し多彩に

■やつしろのお雛祭り 3月8日(日)まで、熊本県八代市の3地区。(1)中心市街地一帯=三つの商店街の各店舗に人形や飾りを展示。着付けやお手玉作りなどの教室、14店舗による期間限定ランチ、スイーツの提供も。実行委員会事務局=0965(37)8005(平日のみ)。(2)日奈久温泉一帯=期間中の2月29日(土)、3月1日(日)の午後6~9時に「いこいの広場」で竹灯籠に点灯。1日は温泉旅館のおかみたちによる100食限定のランチも。同温泉観光案内所=0965(38)0267。(3)赤星公園水竹居の館=2月26日(水)~3月3日(火)。甘酒を無料で振る舞うほか、ダンスやオカリナ演奏が披露される。鏡まちづくり協議会=0965(52)7841(平日のみ)。

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