工藤会本部跡地の所有権移転完了 福岡の民間企業に

西日本新聞 社会面

 北九州市は19日、特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所跡地(北九州市小倉北区)の所有権が工藤会側から福岡県暴力追放運動推進センターへ、センターから県内の民間企業へ移転されたと発表した。

 本部事務所は昨年11月から重機を使った解体作業が進み、今月18日に整地が完了。19日に土地の売買や所有権の移転を行った。市によると、売買金は1億円で、解体費約3650万円や固定資産税の滞納分などを除いた計約4400万円は、工藤会が関与したとされる襲撃事件被害者への賠償に充てられる。

 跡地は今後、ホームレス支援などに取り組むNPO法人「抱樸(ほうぼく)」(同市八幡東区)が民間企業から購入し、地域の誰もが利用できる「総合的な福祉拠点」として整備する予定。

 センター関係者は「工藤会の大きなシンボルがなくなったことは、組員に対する影響も大きい。離脱が増えることを期待している」と話した。北橋健治市長は「本部事務所の撤去と、売買金を暴力団側に渡さないという初期の目的を達成できた。オール北九州で取り組んできた暴追運動の大きな成果の一つだ」とのコメントを出した。

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