アンケートと偽り個人情報入手 福岡、佐賀で学生が詐欺被害に

西日本新聞 社会面 野村 有希

 福岡、佐賀両県の大学でアンケートと称して聞き出した学生の個人情報を基に消費者金融から現金を引き出す「アンケートモニター詐欺」の被害が相次いでいる。4月の新入学シーズンを控え、被害弁護団は22日、福岡市内で手口や被害に遭った場合の対処法などを紹介する説明会を開く。

 佐賀県警は1月、窃盗の疑いで福岡市の男(32)を逮捕した。県警によると、男は佐賀市内の大学構内で、アンケートに答えたら謝礼金を支払うと20代の男性に声を掛けて電話番号や住所を聞き、運転免許証も撮影。入手した個人情報を使って消費者金融から現金30万円を引き出したという。

 福岡県の弁護士でつくる被害弁護団によると、両県で計10件ほどの被害を把握しているが、全体像はつかめていない。法的には返済義務はないものの、借入金は被害者名義のため、放置すると信用情報機関に登録され、クレジットカードの作成やローンを組むことが困難になる可能性があるという。

 鳥居玲子弁護団長は「一つでも被害を見つけ、警察にも働きかけたい。実害はなくてもアンケートに心当たりがある人は参加してほしい」と呼び掛けている。

 説明会は22日午前11時から、福岡市中央区六本松4丁目の県弁護士会館で開く。参加無料。弁護団事務局=092(737)2552。 (野村有希)

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