濃厚接触は息子のみ 福岡市の60代夫婦、感染源特定できず

西日本新聞 社会面 黒石 規之

 福岡市は21日、新型コロナウイルスに感染した市内在住の60代の夫婦に関し、濃厚接触者は同居の息子だけと断定した。妻の勤務先などを調査した結果、マスクなどの予防措置が取られており、濃厚接触した人はいないと判断した。息子は20日の遺伝子検査で陰性が確認されている。

 市によると、妻は市内の事業所にパート勤務。17日に悪寒の症状が出た後は、19日に約1時間勤務した。職場では妻を含めた3人が作業をしていたが、妻はほかの2人から2メートルほど離れ、全員がマスクを着けていた。作業場に出入りしていた経営者との濃厚接触も確認できなかった。

 妻は通勤に使ったタクシーでもマスクを着用し、乗車が短時間だったことから、市は運転手も濃厚接触ではないと判断。無職の夫は発症後、感染対策が講じられた医療機関を受診した以外は、外出していないことが確認されていた。

 この日までに終えた夫婦の行動歴調査で感染源は特定できておらず、日常生活の中で感染が広がる「市中感染」の疑いが強まっている。 (黒石規之)

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