豊後高田市、火葬代を無料化方針 大分県初、条例改正案提案へ

西日本新聞 大分・日田玖珠版 吉川 文敬

 大分県豊後高田市は、新年度から12歳以上の1人1万2千円する火葬場の使用料を無料化する方針を固めた。高校生までの医療費無料など子育て世帯への支援充実で知られる同市の全世代型サービス向上の一環。条例の一部改正案を3月3日に開会する市議会定例会に提案する。可決されれば県内初の取り組みとなる。

 火葬場を持つ自治体や関連業者らでつくるNPO法人「日本環境斎苑協会」(川崎市)によると、火葬場を持つ全国1727の自治体と団体のうち、使用料を無料にしているのは145の自治体と団体(21日現在)。「受益者負担の観点から無料を一部有料にする自治体が増える中、珍しい取り組み」と話す。

 同市では現在、死亡した人が市内に住所がある場合と火葬の許可を受けた人が市内に住所を持つ場合の使用料は12歳以上で1万2千円、12歳未満で8千円。

 市によると、2018年度、市内在住者の利用件数は372件、436万円だった。同市中真玉にある火葬場「悠久の杜」の指定管理者に市が払う年間管理料を新年度から200万円減額できたことなどから無料化に踏み切ることができたという。ただ市外居住者は無料化の対象外。

 佐々木敏夫市長は「不断の歳出カットを続けることで、市民サービスの充実による市財政への影響を抑える努力をしていきたい」と話した。 (吉川文敬)

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