佐賀県内でも催し中止相次ぐ 新型肺炎、自治体は緊急会議で備え

西日本新聞 佐賀版

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、佐賀県内でもイベントの中止や延期が相次ぎ、自治体は緊急会議を開くなど警戒を強めている。

 鹿島市は21日、同市で23日に開催を予定していた第69回鹿島祐徳ロードレース大会の中止を発表。約1600人が参加を申し込んでおり、福岡、長崎など県外が半数以上という。主催する鹿島市体育協会は大会規約に基づき、参加料を返金しない方針。

 協会の織田正道会長は記者会見で「千人以上が体育館に集まって着替え、スタート地点も人が密集する。感染拡大のリスクはゼロではない」と語った。

 武雄市では、3月24日の「アジアベストレストラン50」のプレイベントとして同21、22日に開かれる予定だった「TAKEO アジアンフード&マーケット FESTIVAL」の中止が決まった。

 佐賀市では今月22日に予定されていた天皇陛下の即位を祝う式典とパレードが延期に。主催する委員会によると、二千数百人の来場が見込まれていた。

 嬉野市は嬉野医療センターで22日に予定していた市民公開講座の中止を決定。唐津市でも、29日と3月14日の民間塾「からつ塾」、3月1日のかき焼きイベント「中町青空大食堂」がいずれも中止になった。

 県外に向かう行事にも影響が出ている。鳥栖市の鳥栖西中2年生は今月19~21日、関西方面に修学旅行に行く予定だったが、9月以降の延期が決定。神埼市観光協会は、市内に顕彰公園がある王仁博士の生誕地とされる韓国の霊岩郡へのツアーを4月2~4日に予定していたが、延期にした。

 自治体も対応に追われた。夫婦の感染が確認された福岡に接する唐津市では今月21日に幹部会議を開催し、窓口業務を担当する職員にマスクを配布し、装着を義務付けることを決定。関係課長らでつくる情報連絡室を設置した。

 室長を務める堀田信保健福祉部長は「唐津市は通勤や通学、買い物を含めて福岡市との関係性が強い。いち早く対応すべきだと考えた」と話した。

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