新型肺炎、3連休を直撃 テーマパーク休園…商業施設はイベント中止

西日本新聞 一面 横田 理美 小林 稔子 布谷 真基 稲田 二郎

 九州初となった福岡市での新型コロナウイルスの感染確認は、22日からの3連休で大勢の集客を見込んでいた娯楽、商業施設に影響を与えた。テーマパーク「ハーモニーランド」(大分県日出町)は臨時休園を決め、商業施設のイベント中止決定も相次いだ。市民にも不要不急の外出を自粛する動きがあり、閑散とした休日となりそうだ。

 サンリオエンターテイメントは21日、感染拡大を防ぐため、ハーモニーランドと「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)を22日から3月12日まで臨時休園すると発表した。

 ハローキティなどのキャラクターが人気の両園ではスタッフのマスク着用など感染防止対策を行ってきたが、来場者と従業員の安全を考慮し、臨時休園を決定。休園期間中に期限を迎える入園チケットは9月30日まで有効期限を延長する。3月13日以降の運営は「感染状況などを見極めた上で検討する」という。

 ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)は通常営業を続ける方針だが、感染が拡大した場合に備えて休園も含めた対応の検討も進めている。国内外から年間250万人以上の来場者があるだけに、「(休業は)影響が大きく、慎重な判断が必要」(経営企画室)としている。

 HTBは19日から、歌劇団をはじめとした出演者との撮影、握手などを避けるよう来園者に求めている。中国人団体客のキャンセルが出ている上、国内客からは「臨時閉園しないのか」「行っても大丈夫か」との問い合わせが増えており、「レジャーの自粛ムードが進む可能性がある」との懸念を募らせている。

 国内ファミリー層が主体のグリーンランド(熊本県荒尾市)も臨時休園はしないが、「随時さまざまな情報を収集している。今後どうなるかは分からない」(広報課)と戦々恐々だ。

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 JR博多駅直結の大型商業施設「JR博多シティ」は3連休も通常営業するものの、向こう1カ月間に駅前広場で予定していた主催イベント三つを中止すると21日発表した。スパイス料理を楽しむ初企画の「スパイシーフェスティバル」は26日からの5日間で4万人の来場を見込んでいたが、広報担当は「不特定多数が集まる立地上、感染を広める場になりかねない」と説明する。商業施設「サクラマチ クマモト」(熊本市)も臨時休館はないが、「少しは(客の)手控えがあるかもしれない」と担当者。

 福岡県大野城市の男性(27)は、同県春日市で24日にある絵本の読み聞かせコンサートに妻と長女(1)と行く予定を取りやめた。「すごく楽しみにしていたので残念。連休中はなるべく自宅で過ごそうと思う」と話した。

(稲田二郎、布谷真基、横田理美、小林稔子)

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