新たな道でも、幸せが「まいこむ」ように HKT深川舞子が卒業公演 (2ページ目)

西日本スポーツ 古川 泰裕

思い出のナンバー、満開の笑顔

 「正直、見つけにくいアイドルだったと思うけど、そんな中でも私を見つけて、推してくれて、応援してくれるファンの皆様がすごく大切で大好きな存在で、離れるのはすごく寂しい」。涙を流しながらファンに感謝を伝え、「言ったからには、絶対に管理栄養士になって大きくなった私を見てほしい」と決意を新たに。両親にも思いを伝えた後、ステージに背を向けメンバーと向き合った。

 後輩には「こんな頼りない私でも慕ってくれて、すごくみんなが大好き。みんなのことは一番応援しているし、楽しんでいるのを見ると私も楽しい。これからも頑張って」とエールを送り、苦楽をともにした1期生には「なつみかん(田中菜)と私のお姉ちゃんになってくれてありがとう」と年少組らしく語りかけた。「みんなが一人一人お姉ちゃんになってくれたから、のびのびと成長できたし、1人でも欠けていたらこんなに大好きな1期生になることがなかったと思う。ありがとう」。思いを込めて言葉を紡いだ。

 「最後にやり残したこと、ない?」

 本村碧唯の呼びかけに「最後に1曲だけ…」と恐縮しながら、アイドル人生の最後に選んだのは「恋するRibbon!」だった。村重杏奈が中心となって、メンバー主導で生まれた深川の代表曲。純白の衣装で明るく疾走感のある思い出のナンバーを歌いきり、満開の笑顔を見せた。

 短大を卒業後は、管理栄養士を目指す。「みんなのことは忘れないので、私のことも忘れないで」とファンに最後の願いを伝えた後、「私が管理栄養士になる頃には、皆さんも健康になっていて」と、彼女らしいユニークな言い回しで会場を笑わせた。寂しいだけの別れで終わらない、深川らしく楽しくて優しい「最終回」だった。

 「皆さんの前にも、笑顔と幸せが、まいこむ!」

 下野から渡された花束を抱きしめながら、客席と一つになってキャッチフレーズを叫んだ。輝くようなアイドルスマイルを置き土産に、慣れ親しんだステージを巣立っていった。(古川泰裕)

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