村上春樹さん、熊本で復興支援報告 「変化ばねに新しい価値観を」

西日本新聞 社会面 藤原 賢吾

 2016年4月の熊本地震から4年を前に、被災地を支援してきた作家の村上春樹さん(71)たちが22日、熊本市で支援活動を振り返り、被災者にエールを送った。熊本で新型コロナウイルスの感染者が初確認され、参加者にマスクを配布するなど警戒態勢の中で、トークそのものは終始和やかな雰囲気で進んだ。

 村上さんは、震災前の15年6月、エッセイストの吉本由美さん(71)、写真家の都築響一さん(64)と雑誌「CREA」の取材で熊本を訪問。震災後、村上さんの発案で「CREA<するめ基金>熊本」を設立し、16年末までに約1350万円の支援金が集まった。取材旅行で夏目漱石の旧居を訪ねた村上さんは被害を受けた3軒の旧居復旧に600万円、吉本さんは熊本市動植物園修復に500万円、都築さんは熊本を盛り上げる音楽イベント開催に200万円と支援先を決め、3人は修復後の様子などを報告した。

 漱石が好きな村上さんは「熊本にはなぜか旧居がいくつも残っている」と話し、「被害が大きかったので支援したかった」と明かした。復興途上の熊本県益城町で働く人から「これから一体どうすればいいか」と質問されると、「変わってしまった事をばねに、新しい価値観をつくるしかないのではないか」と助言した。 (藤原賢吾)

熊本総局が移転しました

熊本総局 移転先地図

西日本新聞熊本総局が移転しました。新しい総局は、熊本市中央区の熊本桜町バスターミナルに近い坪井川沿いです。電話、FAX番号も変更となりました。

▼移転先
住所 〒860―0805 熊本市中央区桜町2番17号第2甲斐田ビル9階
電話 096(323)1851
FAX 096(323)1853

熊本県の天気予報

PR

熊本 アクセスランキング

PR

注目のテーマ