「小富士梅林」を次世代に 地元有志がマルシェ開催 糸島市

西日本新聞 ふくおか版 竹森 太一

 糸島市志摩の可也山(かやさん)の南側山麓に広がる「小富士梅林」一帯で23日、地元有志による梅林の活性化イベント「おやまで梅マルシェ2020」が始まった。24日まで。

 江戸時代、飢饉(ききん)を防ぐために約千本の梅が植えられたという小富士梅林。最盛期は3千本が咲き誇って実を付けたが、近年は古木が増え、地域の高齢化もあって手入れが行き届かず、花付きにかつての勢いがなくなっているという。

 梅マルシェは、地元で雑貨店やカフェなどを営む有志が「小富士プロジェクト」として企画。昨年に続く2度目の開催で、「今年は暖冬で開花の盛りは過ぎた」(地元住民)という時期の催しとなったが、メンバーは梅林内の雑木を伐採するなどして準備を進めてきた。

 加布里湾を望む梅林内の展望台でコーヒーなどを楽しめるほか、本会場の雑貨店「麻と木と…」前には、市内で人気のパンや雑貨などのショップが出店。快晴に恵まれた初日は、市内外から多くの来場者が詰めかけた。収益は梅林の整備に役立てる。

 実行委メンバーの溝川貴邦さん(54)は「歴史ある梅林を次代に残すために、地域の方と協力して幼木を植えるなど手入れに力を入れたい」と話した。 (竹森太一)

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