「先生の遺志、行動に」 西南学院大で中村哲さん追悼の集い

西日本新聞 中原 興平

 アフガニスタンで用水路建設に取り組み、昨年12月に凶弾に倒れた中村哲医師=享年(73)=を追悼する集いが24日、福岡市の西南学院大チャペルで開かれた。中村さんと同じ西南学院中の卒業生や一般の参加者など約350人が出席し、人道支援に生涯をささげた中村さんをしのんだ。

 学校法人「西南学院」と西南学院中学校同窓会が主催。牧師として中村さんと深い親交を結んできた藤井健児さん(88)や同級生などゆかりの人たちが追悼の言葉を述べた。

 中学時代からの友人、福地庸吉さん(73)は中村さんとの「心に残った会話」を紹介した。現地に赴任した理由を尋ねると、登山隊の一員として赴いた際に診察できなかった村人たちの「恨めしそうな顔が頭から離れんかったとよ」と答えたという。2008年に現地でスタッフの伊藤和也さんが亡くなった時には「何で僕ではなく、伊藤君なんだ」と、絞り出すように言っていたと明かした。

 西南学院高3年の岳本陽菜さん(18)は「平和をつくり出すという先生の遺志を私なりに受け止め、仕事の中、生活の中で行動に移していきたい」と決意を述べた。中学時代に出合ったキリスト教から大きな影響を受けたという中村さん。会場には賛美歌が響き、しめやかに祈りがささげられた。 (中原興平)

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