ゲーム・ネット依存回復「緊密な人間関係必要」北九州で専門家講演

西日本新聞 北九州版 山下 航

 ゲーム依存やインターネット依存をテーマとする講演会が22日、北九州市小倉南区の北九州市立大であった。ネット依存の専門治療を行う久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の精神保健福祉士、前園真毅さん(46)が登壇。「緊密でリアルな人間関係が回復に必要」と述べ、家族や第三者による支援が大切と指摘した。

 依存症の回復支援施設「北九州マック」(小倉北区)が北九州市と共催し、依存当事者の家族や学校関係者など約80人が参加した。

 ゲーム依存をめぐっては世界保健機関(WHO)が昨年5月、オンラインゲームなどのやり過ぎで日常生活がままならなくなる「ゲーム障害」を疾病と認定した。前園さんは、依存の背景に現実社会でのストレスや人間関係の希薄さがあると指摘。「ネットの世界に自分の居場所を求め、じわりじわりと病気になってしまう」と述べた。

 回復には当事者と家族の対話や建設的なルール作りが有効と説明。家族も悩み、疲弊しているケースが多いといい、「家族に対する第三者の支援も同時並行で必要」と話した。 (山下航)

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