新型肺炎、大分でも厳戒態勢 屋内300行事の延期・中止検討

西日本新聞 大分・日田玖珠版 岩谷 瞬

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大分県は25日、これまでの臨時部長会議を感染症対策本部会議に格上げし第1回会議を開催。3月末までに予定する約300の主催行事について延期や中止の検討を始めることを決めた。出勤時の感染リスクを減らすため、26日から県職員の出勤時間をずらす「時差出勤」も開始。各市町村や企業に対しても時差出勤やテレワークの検討を求める。

 延期や中止を検討するのは不特定多数の参加が見込まれる屋内行事。現在精査中で、大分市で開催予定だった「シニア世代のための就職面談会」(27日)などは中止が決まった。

 屋外行事は「濃厚接触の危険性が屋内より低い」として開催。県立学校の卒業・入学式も「参加者が特定され開催日の変更や中止が困難」として実施する。県営施設の利用制限や閉鎖も行わず、出入り口に消毒液を置くなどの対策を行う。

 時差出勤は、公共交通機関を利用する職員を対象に、通常午前8時半出勤を同7時半から同9時半までの間で選べるようにする。出勤時間をずらすことで公共交通機関の混雑を減らし、不特定多数との接触機会を減らす狙いがある。

 広瀬勝貞知事は「感染拡大のステージが一段上がった。万一発生した場合、適切かつ迅速な対応ができるようにしよう」と強調。県の対応を受けて、別府市も25日、感染症対策本部を設置、情報収集を強化する。

 県は25日正午までに計18人の検体検査を県衛生環境研究センター(大分市)で実施。全員陰性だった。

   ◇    ◇

 県内ではこのほか、大分市や日田市、中津市なども屋内外の各種イベントの中止を発表。JR九州グループのJR大分シティも大分駅前広場で3月14日から22日にかけて開催予定だった2イベントの中止を決めた。 (岩谷瞬)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ